消費者金融から融資を受けるのは、銀行や信販会社などよりはるかに簡単です。申し込み方法も、無人契約機、携帯電話、インターネットなどでスピーディに行われます。
消費者金融によって申し込みから借り入れまでの時間の差があり、申し込み後、翌日~2日後にキャッシング用専用カードが送られてくる場合もあれば、1時間以内に自分の口座にお金が振り込まれるというところもあります。
ここでは消費者金融の申し込み方についてご説明しましょう。
手順① 融資先となる消費者金融を選ぶ
低金利、融資限度額、無金利期間、即日融資などを基準に、自分にあった消費者金融を選択します。返済方法、返済期間、利用規約などもよく確認し、何社か比較してみるとよいでしょう。
手順② 申し込み
消費者金融の窓口、または携帯、FAX、インターネット、カード自動発行機で申し込みをします。この際、融資額および返済方法も申請します。なお、消費者金融の申し込みの際には、保険証番号・区分や前年度の税込み収入などを記入する欄がありますので準備しておく必要があります。また、50万円を越える高額融資の場合には、源泉徴収票などが必要になることもあります。
手順③ 審査
利用する消費者金融によって審査基準は違います。その会社によっては直接勤務先に電話をかけて確認を取ります。審査結果は電話かメールで届きます。
手順④ 契約、カード発行
審査に合格すると融資が受けられることになります。この時点で、本人確認の書類を郵送します(消費者金融によっては申し込み時)。カード発行の場合は、消費者金融窓口での受け取りのほか、郵送、またはカード自動発行機からの受け取りになります。
手順⑤ 借り入れ
消費者金融の窓口、または提携ATMやCD機からカードを使ってキャッシングをするか、自分の口座へ直接振り込まれます。
手順⑥ 返済
銀行口座からの自動引き落としのほか、カードを使ってATM機から返済することも可能です。
ほとんどの消費者金融で即日融資が行われています。中でも、「レイク」のそのスピードはダントツで、申し込みから15分以内に融資を受けることが可能です。また「武富士」の場合は、審査結果後すぐに融資を受けることができ、その時間は約30分です。
なお、カード発行型の消費者金融の場合、二度目からは融資限度額範囲であれば審査なしで自由に借り入れが可能です。
また、融資を受けてから契約内容(返済方法、融資額など)を変更することも可能です。
消費者金融初心者のためのQ&A
Q.消費者金融を利用する際に必要なものは何ですか?
A.消費者金融に申し込む際には、本人証明の提出の必要があります。これは窓口申し込みのみならず、インターネット、電話、無人契約機でも同じです。運転免許証、およびパスポート、健康保険証などが本人証明となります。コピーしたものをFAXや郵送で送ります。また、高額融資を申し込む場合は源泉徴収票の提示を求められることもあります。
Q.消費者金融の審査時に自宅や職場に電話がかかってくるのでしょうか?
A.記入された内容の正当性を確認するために電話がかかることがあります。しかし、消費者金融と名乗ることは絶対になく、大抵は個人名で職場に電話がかかります。また、自宅に掛かることはほとんどありません。
Q.個人信用情報機関って何ですか?
A.個人に関する情報を持っている機関(民間企業の経営)です。消費者金融はこれらの機関と契約を結んでおり、氏名や生年月日などでその個人の情報を得ることが出来ます。消費者金融が利用しているのは個人のクレジットヒストリーの部分で、これが審査結果を大きく左右しています。なお、消費者金融によって個人情報の捉え方は異なるため、1社で融資不可能でも、ほかの会社ではOKということもあります。
Q.消費者金融への返済が出来ない場合、どうすればよいですか?
A..支払い不可能だからといって遅滞を繰り返すと、借金は膨れ上がるばかりです。まずは消費者金融に連絡して、返済スケジュールの組みなおしを相談しましょう。すでに激しく督促されている場合は、公的機関である貸金業協会消費者相談窓口に出向いてみるとよいでしょう。
Q.ヤミ金融って何ですか?
A..日本国内で貸金業を行うには登録の必要があります。登録番号がない場合はヤミ金融です。また、偽造の登録番号を見せている場合もあるので注意が必要です。ヤミ金融では、法外な金利で貸付を行い、無茶な取立てを行います。どんなに困っても、ヤミ金融とはかかわりあわないことです。
ヤミ金融の見分け方は、融資の申し込みが簡単すぎる場合(契約書がなく電話でのみなど)、連絡先が携帯の番号しかない場合、振込先が個人名義である場合などです。
Q.消費者金融への返済が遅れるとブラックリストにのりますか?
A.返済が少々遅れてもブラックリストにのることはありません。ブラックリストにのるのは、自己破産のほか、厳しいところで3ヶ月以上の遅滞をした場合です。しかし、個人信用情報センターの記録には残ります。
銀行で融資を断られたのに、消費者金融ではいとも簡単に貸してくれるのが便利なところです。しかし、消費者金融を利用する際には、その返済方法も考えておかねばいけません。無理のない借り入れをするのはもちろん、自分にあった返済方法を選ぶことが消費者金融を賢く利用する方法です。
消費者金融の主な返済方法
一括返済:
一括返済は文字通り、元金および利息を一度に返す方法です。もっとも利息の少ない返済方法です。消費者金融によっては無利子期間を設けているところもあるので、短期間の借り入れの場合など、無利子一括払いがお得です。
元利均等返済方式:
元利均等返済方式とは、月々の返済額が一定という支払い方法です。最初に元金に利息を加えたもの(総返済額)を計算によって割り出し、その金額を返済予定期間で分割します。定額払いであるため家計が組みやすくなります。
元金均等返済方式:
元金均等返済方式とは、一番最初に借入額(元金)を返済期間で割ります。そこに、毎月の元金に見合った利息を足したものを支払っていきます。元金部分が減少していくため、支払いのたびに利息は減ることになり、月々の負担が軽くなっていきます。はじめのうちは支払額が高額ですが、総支払額は低くなります。
元利定額リボルディング方式:
元利定額リボルディング方式とは、毎月の支払い金額を固定してしまう方法です。たとえば月々の返済額を1万円と設定した場合、1万円の中に元金と利息の両方の支払いが含まれています。
元金定額リボルディング方式:
元金定額リボルディング方式とは、毎月の元金の支払いを一定額に設定する方法です。この額には利息は含まれていません。もし、1万円が設定してあれば、これにプラスして月々の利息分を支払います。
元金定率リボルディング方式:
元金定率リボルディング方式とは、借入残高に応じて、その返済額を割合(定率)で決定する方法です。たとえば、借入残高が100万円まではその3%、100万円~200万円まではその2.5%といった具合です。
残高スライドリボルディング方式:
残高スライドリボルディング方式の場合、利用残高によって月々の返済金額がスライド(変更)されていく方法です。利用残高が高額であれば、支払額が高くなり、低ければ少額ですみます。また、支払額以上の金額を支払うことも可能です。残高スライドリボルディング方式は、消費者金融でもっとも多く採用されている支払い方法です。
消費者金融では、銀行などよりはるかに高額の利率で貸付を行います。これは、消費者金融が無担保・保証人無しで融資するためのリスク代のようなものです。現在、『利息制限法』に定められている年率は15~20%です。
「えっ?年利29.2%というのを目にしたことがあるけど、これは違法ということ?」
20%が上限であるはずなのに、この数字はおかしいと思われるでしょう。これは『出資法』の利息の上限29.2%を採用しているのです(ちなみに、1954年の出資法の上限は109.5%という恐るべき金利でした)。多くの消費者金融では遅滞金利をこの29.2%で設定しています。
また、この利息制限法と出資法のギャップ(20%~29%)はグレーゾーン金利と呼ばれており、将来的には廃止されることになりそうです。
銀行系の消費者金融は、出資法が適用されないため金利が低めに設定されているのが普通です。消費者金融専門の金利は13%~29.2%くらいであるのに対し、銀行系消費者金融の金利は13%~18%くらいとなっています。その代わり、銀行系の審査はより厳しいものになっています。
銀行系消費者金融:モビット、三井住友銀行グループのプロミス、アコム、アットローン、DCキャッシュワンなど
消費者金融専門:レイク、武富士、ディック、GMOネットワークなど
しかし、例外もあり、最近登場したイコール・クレジットNEOは金利6.5%~17.5%、オリックスVIPローンカードは実質年率6.9%~17.6%という驚異的な低金利で話題を呼んでいます。
実質年率の計算方法ですが、銀行などは月ごとにその金利を計算しますが、消費者金融は日割りで計算します。
借入残高×「実質年率(提示されている年率)」÷365×借入日数=利息
(例)20万円を20%の実質年率で1ヶ月借りた場合の利息
20万円×20%÷365×30日=3,287円
3,287円が利子の支払いに充当され、それを越す分が元本の支払いになります。すなわち、毎月高額の返済をし、短期間で返済を終えると支払う利息は少なくなり、結果として年率も低くなるというわけです。
また、消費者金融に支払いすぎた場合は、払い戻し請求をすることが出来ます。これを「過払い金返還請求」といいます。過払い金は、利息以上の返済金は元本の支払いにあてられるはずなのに、利子の返済にされたときなどに起こります。この請求時には、消費者金融への返済記録が必要になりますので、書類類はすべて保管しておきましょう。
定職を持たないアルバイト学生や専業主婦の場合、銀行や信販などの金融機関からお金を借りるのは困難な場合があります。そのような際に頼りになるのが消費者金融です。無職の人であっても、また、既に複数の金融機関から融資を受けている場合でも、借金を申し込める可能性があります。
もちろん、消費者金融で融資を受ける場合でも、ほかの金融機関同様の審査があります。しかしながら、銀行などよりはるかに審査基準を甘く設定してあるのが普通です。
最近の消費者金融では、スピード審査を採用しているところが多く、氏名や年齢などの個人情報をインプットするだけで瞬時に審査結果が提示されます。『スピード審査1秒!』などという宣伝文句を目にしたこともあるのではないでしょうか?
「これって、審査などしていないのでは?」
審査があまりにも早いので、一見審査などしていないように思う人もいるでしょう。しかし、「個人信用情報センター」から得られる個人情報と、インプットされた内容をコンピューターが自動的に照会しているのです。消費者金融の無人申し込み機でも同様の審査が行われています。
さて、消費者金融ですが、無担保・保証人無しで融資を受けられるところがほとんどです。これは銀行などが『財産』を担保にしてお金を貸すのに対し、消費者金融は『個人の信用』に対して融資を行うためです。ほかの金融機関と消費者金融の審査基準の決定的な違いはそこです。
つまり、多重債権者であっても「返済する努力をしている人」には、融資を行うというわけです。たとえ延滞しても、ほかの金融機関から借り入れてまでも返済しようという意思が見られる人には融資してくれる可能性が高くなるのです。その代わり、リスクが大きい分だけ、消費者金融の利率は高額に設定されています。
しかしながら、自分が望む融資額が通らない場合もあります。消費者金融も返済してもらわねばいけませんので、始めから不可能な金額は融資しません。無茶な貸付をして自己破産されては困ります。ですから、審査によっては、自分の申し込み額より低い金額の融資しか受けられないこともあります。これを『与信額』といいます。
消費者金融によっては、ブラックリストに名前があるような人にも貸付を行っているところがあります。審査の時点で、借金を一本化するようにアドバイスしてくれる場合もあります。自己破産や、法外な利息で貸付を行っているヤミ金融などに泣きつく前に、まずは相談してみることです。