多重債務になってしまったら・・・おまとめローンと注意点
複数の消費者金融から融資を受けていると、非常に管理しにくくなります。そこで利用したいのが『おまとめローン』というものです。おまとめローンとは、「他社の借金を一手に引き受けますよ」というものです。
おまとめローンの利点
1.借金の内容が一目で分かる。
おまとめローンの一番のメリットはその「わかりやすさ」です。借入額および利息、月々の返済額が明らかになるので返済スケジュールが組みやすくなります。また、たくさんの借金を抱えているという心の負担もなくなります。一つの消費者金融の担当者のみに対応すればよいので気持ちに余裕もでます。
2. 月々の返済額が減る。
消費者金融から融資を受けると、毎月少なくとも最低返済額分を支払わねばなりません。その際に、複数の消費者金融の最低返済額をバラバラに支払うより、おまとめローンで一社のみに返済する方がその額が低くなるのが普通です。
3. 総返済額が低くなる。
一般的に借入額が大きいと金利が低くなるのが普通です。たとえば、50万円を借りる際の金利は27%であるのに、300万円であれば金利が10%という具合です。すなわち同じ金額であっても1社で大口ローンを組む方がはるかに安上がりなのです。
* おまとめローンを扱っている優良消費者金融リスト
モビット (実質年率15~18% 最高融資額300万円)
DCキャッシュワン(実質年率15~18% 最高融資額300万円)
楽天クレジット (実質年率7~17.8% 最高融資額500万円)
アットローン (実質年率15~18% 最高融資額300万円)
オリックスVIPローンカード (実質年率6.9~17.6% 最高融資額500万円)
阪急のスタッフィおまとめローン (実質年率15~% 最高融資額300万円)
4. 多重債務者ではなくなる。
おまとめローンで借り入れの一本化行うと多重責務者ではなくなるのです!万が一、遅滞しても督促の連絡は一箇所からしか入りません。
☆ おまとめローンの注意点
多重債権者には最適な方法といえるおまとめローンですが、実際におまとめローンに申し込む前に気をつけなければならないこともあります。
複数の消費者金融から少額融資を受けている場合、不当な高金利で返済を行い過払いになっている可能性があるのです。それを調べずに(責務整理といいます)おまとめローンにしてしまうと、支払いの必要のない借金を新たに抱えてしまうことになる恐れがあります。
また、おまとめローンで順調に返済すると評価が上がります。結果、融資額が引き上げられる場合があります。「まだまだ融資できますよ」などの消費者金融の薦めにしたがって借りてしまうと、いつまでたっても借金返済は完了しません。
多重債務になってしまったら・・・返済計画
『ちょっと今月足りないから・・・』
『消費者金融の返済期日が迫っている!』
などの理由で、ついつい複数の消費者金融から融資を受けてしまうことはあります。消費者金融の場合、一定収入があると簡単に借りることができるのもその一因であります。計画的に利用できれば、消費者金融は非常に便利なシステムです。しかしながら、借金が雪だるま式に膨れ上がり、ついには管理できなくなるのは問題です。
知らない間に融資先の数が膨らんで、一体どこでいくら借金しているのか分からない・・・
このように多重債務に陥ってしまった場合、実際どのように返済していけばよいのでしょうか?ここでは多重債務の返済計画ポイントを考えたいと思います。
多重債務の返済計画のポイント
① 借金をすべて書き出して整理する。
多重債務の人が一番最初にしなければいけないことが「借金の管理」です。自分の借金を知ることは恐怖であるため、多くの人がこの部分を避けようとします。しかし、借金内容を明らかにすることで返済のめどがついてきます。消費者金融への支払い書類等を出してきて、すべてを書き出してみましょう。そして「借入れ額」および「金利」を今一度見直してみることです。
借金返済を少しでも楽にするためには、まず金利を下げることです。そのためにも、高利子が発生する遅滞を避けることは必須です。そして高金利のものから優先して支払っていきます。低金利のものは利子の支払いのみ行い、高金利のものはその元金を減らすようにすることで負担が軽減されていきます。
② 借金の一本化
多重債務者は、自分の借金を理解できていないことが多いものです。そこで、借入先をひとつにまとめてしまう『借金の1本化』を行うのです。
借金を一本化すると借入額および支払期日が一目で分かるようになります。その結果、うっかり返済を遅滞することを防げます。また、借金を一本化することにより、1社から高額を借り入れることになり、低金利が採用されることにもなります。
③ 法的手段
借金の返済が自分ではどうにもならない場合、法的手段に訴える方法もあります。法的手段は自己破産だけではありません。借金返済の負担を軽くする方法もあるのです。
「自己破産」裁判所の免責決定が下ることにより、借金返済が免除されます。
「個人再生」裁判所を通じ、借金を減額し返済していく方法です。
「特定調停」簡易裁判所に申し立て、借金の返済条件等を変更する方法です。
「任意整理」弁護士が間に入り、借金の減額や和解交渉を行います。
多重債務になってしまったら・・・自己破産のメリット・デメリット
明るいイメージで宣伝広告している消費者金融ですが、その裏には多重債務に苦しんでいる人も少なくありません。この消費者金融の多重債務で返済に悩む人の脳裏に浮かぶのが『自己破産』ではないでしょうか?自己破産するとすべての消費者金融への借金返済の必要がなくなります。
『でも、自己破産したら家族に迷惑がかかるかも・・・』
このように危惧している人もいるでしょう。
自己破産に関しての正しい知識を持つことで、あなたが今陥っている状態から抜け出すことが出来るかもしれません。ここでは、自己破産のメリット・デメリットについてお話ししょう。
① 自己破産とは?
自己破産とは「借金を返済しなくてよい」と裁判所が決定することです。この決定を『免責決定』といいます。借金の額は関係ありません。免責決定が下ることにより、借金地獄から開放されることになります。
② 自己破産のメリットとは?
自己破産のメリットは、借金返済の義務がなくなり、自分の生活を立て直すことができることにあります。消費者金融からの借金取立ての催促がストップすることで、心の平穏を取り戻すことができ、人生の再出発を行えます。
また、自己破産しても、月々の給料はすべて自分のものになるので生活に支障をきたすことはありません。住民票や戸籍に記載されることもないので、他人に自己破産の事実を知られる心配も皆無です。加えて、自己破産したからといって、その配偶者や子供が借金返済の義務を背負うこともありません。
自己破産すると、市区町村発行の身分証明書と官報に氏名が載ります。しかし、一般人の目に留まることはありません。
③ 自己破産のデメリットとは?
自己破産の際には、不動産や株式などの財産は、破産管財人による破産手続によって売却処分され消費者金融側に支払われます。また、弁護士・司法書士・税理士、会社役員などの資格を失うことになります(一定期間の資格制限)。
自己破産した場合、その後7年間は銀行から融資は受けられません。また、クレジットカードを作ることもできません。しかし、自己破産していても、消費者金融からは借入れ可能な場合があります。ここで注意が必要なのは、『免責決定後、7年間は再び自己破産できないこと』です。自己破産者を狙って近づいてくる悪質消費者金融もありますので、気をつけなければいけません。
なお、自己破産したからといって、消費者金融の保証人の取立てが止まることはありません。保証人に迷惑をかけないためには、同時に法的手続きを取る必要があります。